パーソナルトレーナーの仕事に興味がある学生の方
こんな疑問にお答えします。
今回は、パーソナルトレーナーになるために専門学校に通うことについて、以下を解説していきたいと思います。
- パーソナルトレーナーになるために専門学校に行くメリットとデメリット
- パーソナルトレーナーになるための専門学校を選ぶときの判断基準
- パーソナルトレーナーになるためのオススメの専門学校
私は、渋谷のパーソナルトレーニングジム「Shibuya Fitness Sharez」を2015年から運営しており、専門学校卒、大学卒、パーソナルトレーナー養成スクール卒など、多くのパーソナルトレーナーの方に関わってきました。
今回は、それらの経験から得た情報を元に、解説していきたいと思います。
目次
パーソナルトレーナーになるために専門学校に行くメリットとデメリット
パーソナルトレーナーになるために専門学校に行くメリットとデメリットを確認していきましょう。
メリット
以下のメリットが考えられます。
- 現場実習がある
- カリキュラムの幅が広いので指導の幅が広がる
- 施設が充実している
- 就職のルートがある場合がある
- 専門学校卒業の肩書きが手に入る
- 資格取得サポートがある
- オープンキャンパスで事前確認ができ
- 様々な学部があるので、視野を広げられる
- 学園祭など楽しいイベントもある
順番に解説していきます。
現場実習がある
カリキュラムの中に、「スポーツ現場、フィットネス現場での実習」が組み込まれています。就職前に現場を経験したり、現場で働いている人と接することができるのは、非常に貴重な機会です。
フィットネス業界はまだまだ情報不足で、就職してからギャップを感じる人も少なくありません。積極的に実習に参加し、情報や経験を得ることで就職活動にも活かせます。海外研修がある専門学校もあります。
実習先、実習のボリュームなどは各専門学校によって異なるので、事前に確認しておきましょう。
カリキュラムの幅が広いので指導の幅が広がる
例えば、パーソナルトレーナー専攻のコースに入学しても、アスレチックリハビリテーションの授業もありますし、スポーツテーピングの授業もあります。
IoTデバイスを使った授業を行なっている専門学校もあります。
幅広くフィットネス、スポーツに関する学びを得ることは、仕事をする上でもプラスになります。
施設が充実している
ほとんどの専門学校が専用のトレーニング施設を持っています。しかも本格的な機材を導入しているところが多いです。
授業中はもちろんですが、それ以外の時間も自由に使えるので、自身のトレーニングはもちろんですが、指導の練習をすることも可能です。
就職のルートがある場合がある
少数のパーソナルトレーニングジムや大手フィットネス企業とまではいきませんが、専門学校と繋がっている企業があります。
良い人材が入社した場合、良い人材を求めて同じ専門学校で会社説明会を開催したり、一定数応募枠を設けたりしています。
専門学校での成績が良い生徒を企業に推薦するというケースもあるようです。
専門学校卒業の肩書きが手に入る
「〇〇専門学校卒業」という肩書きが手に入るのもメリットです。資格と同様、専門知識を学んできた証明になるので、就職時や対外的に有利に働きます。
個人的には、かかるコストや期間を考えると、短期間で取得できる民間トレーナー資格取得以上に根拠のある肩書きと言えます。
資格取得サポートがある
ほぼ全ての専門学校で、トレーナーに関する何かしらの資格(NESTA、NSCA、JATI、健康運動指導士など)を取得可能です。
これらの資格試験対策なども専門学校で行なってくれますので、資格の取得率が高くなっているのです。
様々な学部があるので、視野を広げられる
専門学校は、「パーソナルトレーナーの専門学校」ではないので、アスレチックトレーナーになる方がいたり、柔道整復師になる方がいたり、スポーツビジネスを学んでいる方がいたりと、フィットネス・スポーツに関わる様々な分野の方が混在しています。
そういった方々と接することで、視野を広げられ、将来的にパーソナルトレーナーとしての仕事の幅も広がる可能性があります。
学園祭など楽しいイベントもある
専門学校では、2年〜3年間勉強します。流石に勉強ばかりでは退屈してしまうかもしれません。
専門学校では、学園祭やイベントごともカリキュラムに組み込まれているので、楽しみながら学ぶ事ができるのもメリットです。
デメリット
デメリットは以下の通りです。
- フィットネスの最先端の情報が入りづらい
- お金がかかる
- 期間が長い
こちらも順番に解説していきます。
フィットネスの最先端の情報が入りづらい
専門学校の先生方も、フィットネス現場からタイムリーに情報を得られるわけではないのと、現役トレーナーの方が職員な訳ではないので、最先端のフィットネス業界、パーソナルトレーニング業界の情報が入りづらい部分があります。
専門学校では、その部分は外部の講師に委託している場合が多いです。生徒に外部セミナーを受講させたり、著名な方を招いて特別講義をしてもらったりしています。
私も専門学校から依頼を受けて、フィットネス業界やパーソナルトレーナー業界についてセミナーを行わせていただきましたが、やはり「なかなか情報が届いていないな」という印象を受けました。
お金がかかる
大学や大学院ほどではありませんが、専門学校でも200万円〜300万円ほどかかります。
学生の方は、奨学金制度を使ったり、アルバイトをしたり、仕送りなどでまかなっています。
期間が長い
多くのことを学べるので、一概にデメリットと言えないかもしれませんが、2年〜3年通うことになるので、「パーソナルトレーナーになる」方法の中では、期間は長いです。
短期間でパーソナルトレーナーになりたい方にとっては、やはり「パーソナルトレーナー養成スクール」がオススメですね。
パーソナルトレーナーになるには育成スクールが最適?【人気スクールを紹介】
パーソナルトレーナーになるための専門学校を選ぶときの判断基準
パーソナルトレーナーになるための専門学校を選ぶときの判断基準、以下の2つだと考えています。
- 実習先
- 就職実績
具体的に説明していきます。
実習先
専門学校では、現場での経験を積む、将来の仕事のイメージをしてもらうために、インターンや実習を行なっています。
しかし、実習先は学校によって異なります。HPなどに記載してある部分もありますが、詳しくは問い合わせてみたり、オープンキャンパスで聞いてみるのが良いでしょう。
パーソナルトレーナーを目指すのであれば、「パーソナルトレーニングジムの実習先がどれくらいあるか?」、「その実習内容がどのようなものか?」を確認しておいた方が良いです。
例えば、リゾート&スポーツ専門学校さんであれば、コチラのページです。
リゾート&スポーツ専門学校の実習紹介
就職実績
就職実績も学校によって異なります。
パーソナルトレーナーを目指すのであれば、「パーソナルトレーニングジムへの就職実績、先輩パーソナルトレーナーの活動実績」を確認した方が良いです。
例えば、リゾート&スポーツ専門学校さんであれば、コチラのページです。
リゾート&スポーツ専門学校の就職実績
取得できる資格は気にする必要はなしです
メジャーなパーソナルトレーナー資格は、「NSCA、NESTA、JATI」などがありますが、実はこれらの資格の違いによって就職が左右されることはないです。
種類に関わらず、パーソナルトレーナー資格を取得できていれば、就職において大きな影響はありません。
パーソナルトレーナーになるためのオススメの専門学校
ここでは、具体的にオススメの専門学校を紹介していきます。
まず、「パーソナルトレーナー科」、「パーソナルトレーナー専攻」を設置している学校がベストだと思います。
トレーナー系の専門学校は多くありますが、実は「パーソナルトレーナー科」「パーソナルトレーナー専攻」を設置している専門学校は多くありません。
さらに、上記で判断基準としても挙げた、「実習先」、「就職実績」も考慮すると、パーソナルトレーニングジムの数が多いエリア、東京、あるいは関東近郊がオススメです。
これらの軸で選ぶと、以下の専門学校がオススメです。
上記の専門学校以外にも、パーソナルトレーナー科、パーソナルトレーナー専攻が新設されている専門学校もあるかもしれませんので、HPなどで確認してみてください。
まとめ
パーソナルトレーナーになるために専門学校に通うメリット、デメリット、そして専門学校を選ぶ際のポイントを理解した上で、納得のいく専門学校を選ぶようにしましょう。
パーソナルトレーナーになりたいと考えている方の参考になれば幸いです。
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