腕立て伏せで胸筋に効かせたい方
こんな疑問にお答えします。
今回は、以下の内容を解説していきたいと思います。
- 腕立て伏せで胸筋に効かせるコツ
- 胸筋に効かせる腕立て伏せのバリエーション
私は、渋谷のパーソナルトレーニングジム「Shibuya Fitness Sharez」を2015年から運営しており、近年はパーソナルトレーナー養成スクール「Sharezスクール」の運営と講師も勤めています。
腕立て伏せは、腕だけを鍛えるトレーニングだと思われがちですが、正しくは、「大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋」を鍛えることができます。
本記事では、腕立て伏せで「胸筋(大胸筋)」を鍛えることに絞って、効かせるコツや、腕立て伏せのバリエーションを紹介していきたいと思います。
目次
腕立て伏せで胸筋に効かせるコツ
腕立て伏せで鍛えることができる筋肉(大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋)のうち、胸筋(大胸筋)に効かせるコツについて、紹介していきます。
※腕立て伏せで、「三角筋前部や、上腕三頭筋」に効かせるコツは、それぞれ別記事にて紹介していきます。
- 下ろす動作、上げる動作は、ともに2秒以上かける
- 限界の回数を正しいフォームで行う
- 手幅は肘の位置と調整する
- 腕(脇)の開き具合は70度が目安
下ろす動作、上げる動作は、ともに2秒以上かける
うまく胸筋に効かせるには、下ろす動作、上げる動作は、ともに2秒以上かけることです。
動作が早くなってしまうと、筋肉の伸び縮みではなく、力を抜いてしまったり、加速が加わってしまったりして、負荷がうまく筋肉にかかりません。
2秒以上かけると、しっかり筋肉でコントロールでき、胸筋にうまく効かせることができます。
限界の回数を正しいフォームで行う
限界の回数まで行うことは筋肉をつける上で重要なことですが、フォームが乱れてしまっては全く意味がありません。
正しいフォームをキープして、限界の回数を行うように気をつけましょう。
手幅は肘の位置と調整する
手幅は、肘を90度に曲げた時に、手首の真上に肘がくる位置が目安です。
また、肘を曲げた時に、前腕が床に対して垂直になっているかもチェックしましょう。
そうすることで、床を押す力がうまく上方向に伝わるようになります。
腕(脇)の開き具合は70度が目安
上から見て、肘を曲げたときの、腕(脇)の開き具合は70度くらいが目安です。
それ以上に腕(脇)が開いて90度に近づいてしまうと、胸が張りづらくなり、大胸筋がうまくストレッチできません。
逆に、腕(脇)を70度より閉じてしまうと、肘の曲げ具合が大きくなり、上腕三頭筋に負荷が逃げてしまいます。
胸筋に効かせる腕立て伏せのバリエーション
腕立て伏せは、いくつかバリエーションがあります。
その中でも、胸筋に効かせる腕立て伏せのバリエーションを紹介していきたいと思います。
- ワイドプッシュアップ
- ジャンピングプッシュアップ
- クラッププッシュアップ
- デクラインプッシュアップ
- プッシュアップバーを用いたプッシュアップ
ワイドプッシュアップ
ワイドプッシュアップは、手幅を通常の腕立て伏せよりも広くすることで、大胸筋により高い負荷をかけることができます。
手幅は、肩幅2つ分の広さに調整してみましょう。
- 下に下ろしていくときは、大胸筋をストレッチするように、胸を張る。
- 上に上げるときは、肩甲骨が開き過ぎないようする。
ジャンピングプッシュアップ
ジャンピングプッシュアップは、腕立て伏せにジャンプの動作を加えます。
通常の腕立て伏せでは、筋肉を肥大を目的としていますが、ジャンピングプッシュアップでは、筋肥大に加えて瞬発力も高まります。
- 着地のあとは、勢いで胸を下ろさないように一旦大胸筋でブレーキをかけ、そっと下ろすように意識する。
- 胸の落とし具合は、しっかりと深く落とすようにする。
クラッププッシュアップ
クラッププッシュアップは、ジャンピングプッシュアップの応用です。
ジャンピングプッシュアップでは、両手を床から離すだけでしたが、クラッププッシュアップでは、両手を床から離したときに、両手で手を叩きます。
いきなり高く飛ぶのは危ないので、徐々に高さを出していくようにしましょう。
- 両手を叩くことよりも、高く飛ぶことを重視する。
デクラインプッシュアップ
デクラインプッシュアップは、椅子などで足の高さを上げて行うトレーニング種目です。
足の位置を高くすることで、手に体重が乗りやすくなり、より胸筋に刺激を入れることができます。
- 足を上げても、肘は乳頭の横のライン、胸を張って上半身を下に下ろすことを意識する。
プッシュアップバーを用いたプッシュアップ
プッシュアップバーは、腕立て伏せで効率よく筋トレできるように作られた、トレーニング器具です。
グリップを握れる方が前腕の力を入れやすく、上半身では強い力が出せますし、手首への負担も軽減されます。
まとめ
腕立て伏せは、主に「大胸筋、三角筋前部、上腕三頭筋」を鍛えることができます。
コツを掴んで、正しいフォームで行うことができれば、十分に胸筋を鍛えることができますので、ぜひ自宅トレーニングで取り入れてみてください!
※腕立て伏せで、「三角筋前部や、上腕三頭筋」に効かせるコツは、それぞれ別記事にて紹介していきます。
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